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2003年の記事

 

 

 

 

 

(有)幸伸食品

 

こだわりの味を全国へ!ブランド豆腐の流通革命
業種:オリジナル豆腐生産・販売
(有)幸伸食品

「手作りの味を守るためのハイテク化であって、効率良い生産を求めるためのものではない」と、こだわりのハイテク導入論を展開するのは、福井県永平寺町の工場から全国に向けてオリジナル豆腐を生産・販売している(有)幸伸食品(従業員30名)の久保社長。

豆腐は“国民的”ベストセラー食品だが、「日持ちがしない」、「壊れ易い」、「重い」、「単価が安く、全国出荷には不向き」という泣き所がある。どうやって安全性を保ちつつ安定的に全国出荷するか、という課題に同社は果敢に挑戦した。

同社の豆腐商品化には、もともとこだわりがあった。福井は水が良い。また、同地にある曹洞宗大本山の永平寺。ここで厳しい修行をおくる雲水が、豆腐とゴマを貴重な栄養源としていることに着目、独自の豆腐づくりに懸命に取り組んだ。幸い、永平寺の老師の信頼を得て「永平寺心やすらぐ禅どうふ」というブランド(お墨付き)も得た。このこだわり豆腐を、地域だけでなく全国ブランドにしたかった。

こうして同社が取り組んだのが、工場の徹底的な衛生管理。殺菌作用があり、マイナスイオンを発生させる空気清浄機や、チリ、ホコリを抑える電磁波発生装置を工場内に設置した。味を落としたり、日持ちを悪くさせる菌を絶つ作戦だ。この点にハイテク投資を集中した。さらに、工場の下には大量の木炭を敷き詰め、天井を二重構造にし、温度や湿度を一定にする工夫も行った。配送面
の工夫も色々行っている。東京、名古屋、大阪の大都市市場向けに独自開発の容器を用意した。氷詰めの氷にも一工夫二工夫している。価格は、一丁150円から200円程度とやや高めだが、こだわりの味がうけて「お客さんからの反応は良い」と自信を深めている。

念願の全国ブランド化も着々と実績を挙げてきている。本社近くにオープンしたアンテナショップも好調で、県内外の顧客が立ち寄る。工場を全国にという意見に対して地元永平寺町にこだわる考えだ。地域から全国への情報発信、そろそろ正念場を迎えつつある。


著作者:e-中小企業庁&ネットワーク
出典:中小企業ネットマガジン


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