東京総研トップへ

元気な企業(最新)

2012年の記事

 

 

 

クイックウォッシュ(株)

■「2リットルの水で洗車〜Quick Wash〜」

業種:洗車サービス業
クイックウォッシュ(株)


マイカー保有者にとって "洗車"は面倒な仕事だ。が、きれい好きな日本人は、汚れた自家用車に乗ることには抵抗がある。このようなドライバーのニーズを確実にキャッチしたのが、クイックウォッシュ(株)(福岡市:高武純一社長)の洗車サービス「Quick Wash」だ。ユーザーがショッピングを楽しんでいる間に駐車場で洗車作業が完了。「時間」と「手間」をQuick Washが完全に代行する。

高武社長は、元々、建設業会社(水道工事)の2代目だった。厳しい状況の中で、このままではヴィジョンが持てないと、28歳で単身渡米。生活に密着した事業をやりたいと、一般家庭に寄宿しながらビジネスリサーチを行い、そこで、ショッピングセンターでの洗車サービスに出会った。

帰国後、洗車業界に勤務しながら200か所のガソリンスタンドをリサーチ。平成20年8月には洗車サービス業のクイックウォッシュ(株)を立ち上げた。かつての海外視察で、『水』の確保に追われる子供たちを目の当たりにした経験から、水を使わないで洗車ができないか?と、洗剤の開発も手がけ、化粧品からヒントを得た浸透性の良い高品質の洗剤(特許出願中)を開発した。

洗車で使用する水の量はおよそ200リットルという。Quick Washは、この洗剤により1台わずか2リットルの水で洗車を完了。水の消費量を100分の1に抑えただけでなく、100%天然素材由来の洗浄溶剤であることから、環境にも優しい洗車を実現させた。

平成22年からフランチャイズ事業を開始し、現在、11のFC店舗で洗車サービスを展開中である。平成23年6月には、「平成23年度九州アントレプレナー(起業家)大賞」も受賞した。環境に優しく、水資源の節約にも貢献することから、海外からのオファーも多いという。

高武社長の企業ビジョンは、「世界的企業となって、世界的貢献を行い、世界的歴史に残る企業となること」と壮大である。Quick Washは現在、洗車1台につき10円を、水環境事業基金への協力金として拠出しているという。企業規模の拡大は、利益を増やすための「目的」ではなく、新しい水の文化を創るための「手段」と高武社長は言い切る。


著作者:e-中小企業庁&ネットワーク
出典:中小企業ネットマガジン


著作者の承諾を得て掲載しています。無断転載ご遠慮願います。

 

▲ TOP

2012年の記事に戻る